人形師・天狗久と阿波の芸能にスポットを当てた特別映像が、「#徳島ニューノーマル映画祭」で上映されます。藍商の繁栄を通して花開いた 徳島ならではの人形文化と、その立役者となった人形師の魂を伝えます。
#徳島ニューノーマル映画祭 オープニング上映
「人形師天狗久」
日時:2022年3月5日(土)11:00 同時YouTube公開
会場:徳島県文化の森総合公園 イベントホール
※申込不要/直接会場にお運びください。映画祭の詳細は下記サイトよりご確認ください。
https://www.tiff-newnormal.com/
▶︎ オンライン公開:NOBODY KNOWS YouTubeチャンネルhttps://www.youtube.com/c/NOBODYKNOWS-tours/videos
[作品紹介]
阿波人形浄瑠璃(国指定重要無形民俗文化財)に、阿波木偶「三番叟まわし」(徳島県指定無形民俗文化財)、そして面劇(資料:石井町指定有形民俗文化財)——。徳島で花開いたこれら人形文化に欠かせない人形師の筆頭が、初代・天狗久(吉岡久吉/1858-1943)です。人形の頭の大型化や硝子目の採用など舞台で映える頭を工夫し、生涯を通じて千体を超える頭を手掛けたと言われています。大阪の文楽や阿波人形浄瑠璃で使われる頭、阿波木偶箱まわしの頭、そして、花之屋花奴の依頼を受け面劇のための面も手掛けました。
今回、作家・宇野千代の『宇野千代聞書集』に収録されている「天狗屋久吉」から、宇野が天狗久の人形に出会い、その工房を訪ねて聞き書きした語りを下敷きに映画化。大駱駝艦主宰・舞踏家で俳優の麿赤兒が天狗久を演じ、職人の苦悩と、そこから生み出された美しい人形が生き生きと動き出す、徳島ならではの豊かな芸能を収録しています。
[出演]
天狗久:麿赤兒 語り:高泉淳子
阿波木偶「三番叟まわし」:阿波木偶箱まわし保存会
面劇:藤間直三 阿波人形浄瑠璃:勝浦座
太夫:竹本友和嘉、竹本友廣 三味線:鶴澤友勇、鶴澤友輔
[監督・編集] 栂岡圭太郎
[台本・演出] 鈴木英一
[構成・演出] 花柳源九郎
[音楽] 竹花加奈子
※詳細は、下記ページよりご覧いただけます。
https://nobodyknows.tours/event2021-06.html