公演
鹿児島県 薩摩川内
武家屋敷の面影が残る旧増田家住宅(国指定重要文化財)でのプロとの共演に向け、入来の小中学生4名が約3か月間、薩摩琵琶をお稽古に臨んだドキュメンタリー映像。(本番当日は雨天のため入来小学校体育館にて開催)
江戸時代、薩摩藩では各地の山城の麓(ふもと)に武家屋敷群が形成され、多くの武士が半農半士の生活をして暮らしていました。
日本遺産「薩摩武士が生きた町〜武家屋敷群『麓』を歩く〜」は、100以上あったとされる麓のうち12の麓(9市)で構成されています。
薩摩川内市にある入来麓(ふもと)は、かつて多くの琵琶が製作され、名器が生まれた場所。第一線で活躍する伝統芸能の実演家が集い、この地でつくられた琵琶とともに現地の様々な芸能をめぐる公演を行いました。
その昔、薩摩武士たちが奏でた天吹と薩摩琵琶の古曲や、入来神舞で現在は舞われていない『弓舞』を日本舞踊とのコラボレーションで新演出。NOBODY
KNOWS公演にむけて、はじめて薩摩琵琶に触れた現地の子どもたちは、『蓬莱山』を実演家と共演しました。
鎌倉時代以来、大宮神社を総社として11月23日と大晦日に奉納する神舞神事。 古代入来の隼人神楽、雅楽、出雲神楽などが混成されて、現代の演劇的入来神舞が生まれたものと推定される。 十二人剣舞の中には国歌「君が代」の歌詞があり、国歌の基となったと言われる。 一時途絶えていたものが昭和30(1955)年代に復活し、2020年4月に鹿児島県指定無形民俗文化財に指定。
1965年浅草生れ。両祖父の偉業である薩摩琵琶の発展を志し、鶴田錦史に師事。祖父の名跡を世襲。 文部大臣奨励賞・NHK会長賞等受賞。国立劇場主催公演を始め国内外で活躍中。 NHK大河ドラマ『西郷どん』を始め数多くの大河ドラマやスペシャルドラマの全芸能の考証、指導等を担当。 https://www.biwagaku.com/
東京藝術大学卒業、同大学院修了。在学中、皇居内桃華楽堂にて御前演奏会に出演。安宅賞、江戸川区文化功績賞、松尾芸能賞新人賞、「季(TOKI)-冬-」で平成30年度文化庁芸術祭優秀賞、令和2年度(第71回)芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。伝統音楽の演奏活動及び研究を行うと共に、マリンバ奏者SINSKEとのデュオ、妹尾武(ピアノ)、古川展生(チェロ)との「KOBUDO-古武道-」、尺八アンサンブル「風雅竹韻」などのユニット活動、舞台音楽、音楽監修、NHK「にほんごであそぼ」にレギュラー出演など多岐な活動を展開中。 https://dozan.jp/
囃子を故四世望月朴清師(人間国宝)に師事。東京藝術大学音楽学部邦楽科卒業後は、望月太三郎の名前を許され、師とともに囃子方として歌舞伎公演、舞踊公演、演奏会等に多数出演。大学在学中より、ポップス、クラシック等のレコーディング、ライブなど古典音楽以外にも活動の場を広げる。国内はもちろん、フランス、モナコなど海外の歌舞伎公演にも参加。2015年には、自身の祖父の名跡である田中傳一郎を襲名し、歌舞伎公演を中心に活動している。
奈良県出身。華やかで力強い芸風が持ち味で、古典の舞踊を基盤に数々の公演で活躍。 文部科学大臣奨励賞、舞踊批評家協会新人賞等受賞。振付助手として比叡山薪歌舞伎、蜷川幸雄演出作品、宝塚公演等にも参加。 「NOBODY KNOWS」では日本遺産ストーリーを活かした舞台の構成・演出を行う。
「まち歩き」を活動の中⼼に据える。 ⿅児島県内の歴史や地理を機軸に、考現学・世間遺産・鄙びた温泉・廃線・微地形など様々なテーマで⾃ら案内⼈として地域を語る。 NPO法⼈まちづくり地域フォーラム・かごしま探検の会代表理事。大河ドラマ「西郷どん」史料取材協力。 「ブラタモリ」(#98⿅児島、#99 薩摩の奇跡)出演。
NOBODY KNOWS [令和3年度 日本博主催・共催型プロジェクト]
主催:文化庁、独立行政法人日本芸術文化振興会、公益社団法人日本芸能実演家団体協議会(芸団協)
共催:薩摩川内市、薩摩川内市教育委員会
後援:環境省、鹿児島県教育委員会、日本遺産「薩摩の武士が生きた町」魅力発信推進協議会
協賛:甲冑工房丸武
協力:入来神舞保存会、入来麓伝統的建造物群保存地区保存会、入来麓伝建地区協議会、清色地区コミュニティ協議会、入来文化協会、
株式会社薩摩川内市観光物産協会、公益社団法人日本舞踊協会
舞台・会場運営:株式会社シイツウ 照明:ウルトラC 映像制作:株式会社HEIYA
企画協力:株式会社シイツウ、縦糸横糸合同会社
広報協力:三声舎 コミュニケーションデザイン:株式会社Que
デザイン:株式会社garden Web制作:株式会社テオ