オンラインバスツアー
山形県 鶴岡
出羽三山に古くから伝わる自然崇拝。神仏習合や廃仏毀釈と、時の政権の影響を受けながらも、
自然と共生する山伏の修行場として絶えることなく続いている営みをご案内します。
雪深い霊峰への旅をご自宅からウェブ越しにお楽しみください。
江戸時代には、西の伊勢参り東の出羽三山参りと云われ、一生に一度は両参りしたい人生儀礼と云われた‘東の奥’の聖地「出羽三山(でわさんざん)」。 山形県の中心にそびえ立つ、月山(がっさん)を主峰とする3つの‘お山’の総称で、羽黒山が現世、月山が過去、湯殿山が未来を司り、 三山を巡ることで、人は生きながらにして「生まれかわる」と云われる神秘のお山です。
出羽三山で修行を重ねる「山伏(やまぶし)」の修行の1つ、「冬の峰」のクライマックス「松例祭」と、 そこにいきつくまでの100日のこもり行(修行)に取り組む2名の山伏や、それに関わる里の人々をご紹介し、 出羽三山に息づく自然と共生する文化を体験いただきます。こうした山岳信仰は、実は様々な芸能と深いつながりがあります。
ご自宅にお届けするのは、ユネスコ食文化創造都市・鶴岡、出羽三山の精進料理。山伏修行の場所「斎館」の伊藤料理長、
出羽三山神社で神と人をねぎらう、神職・吉住禰宜(ねぎ)とのトークで、山伏の生活文化に宿る精神に迫ります。
特別ゲストの能楽師・山井綱雄さん(重要無形文化財保持者)からのコメントを交え、出羽三山の魅力を芸能の視点から紐解いていきます(VTR出演)。
現地の企画・ナビゲーターは、上沼亜矢さん。巫女の経験もいかしディープな出羽三山を、わかりやすくお伝えしていきます。
出羽三山の春待ち食セット ①月山筍となめこの煮物 ②トンブリと宝谷カブのゴマみそ和え ③イタドリと干し柿の甘酢 ④紅花の茎の炒り煮 ⑤たくあんの煮びたし ⑥斎館オリジナルごま豆腐
出羽三山神社羽黒山参籠所「斎館」料理長。神秘の霊峰・出羽三山の玄関口「羽黒山」の山中に佇む斎館にて、20年以上腕を振るう。 フランスやハンガリーにて山伏文化が息づく精進料理を提供し、高い評価を得る。
出羽三山神社 祭儀部部長、企画広報室室長。羽黒派古修験道を今に伝える。羽黒山麓修験明光院当主。
「能楽は世界最高の芸術である」との信念の下、能楽普及と「日本の心」の啓蒙に奔走している。 初心者のための能のワークショップ、学校公演などを多数開催。重要無形文化財(総合指定)保持者。 公益社団法人能楽協会理事、2014年度文化庁文化交流使、NHK文化センター青山校講師、JR東日本「大人の休日倶楽部」講師、 海外公演や他ジャンル芸術家との共演・創作作品多数。能楽の新たな可能性にも挑む。
山形生まれ伊勢育ち。 「西の伊勢参り 東の出羽三山参りプロジェクト<リンク:https://www.ise-dewa.jp/>」ブランドディレクター。 「日本の美しい時間を世界に」をコンセプトに、企画やデザイン、脚本・演出などを通じて、日本人の自然観や精神文化を、 分かりやすく伝える’スト―リーテラー’として出羽三山を中心に活動。
NOBODY KNOWS[令和2年度 日本博主催・共催型プロジェクト]
主催:文化庁・独立行政法人日本芸術文化振興会・公益社団法人日本芸能実演家団体協議会[芸団協]
共催:出羽三山「生まれかわりの旅」推進協議会・鶴岡市・鶴岡市教育委員会・出羽三山神社
後援:環境省
協力:公益社団法人能楽協会
事業企画協力・コンセプト映像制作:縦糸横糸合同会社
企画協力:出羽三山門前町プロジェクト・西の伊勢参り 東の出羽三山参りプロジェクト
事業広報協力:伊藤総研株式会社
コミュニケーションデザイン:株式会社Que
ウェブ制作:株式会社テオ
デザイン:株式会社新村デザイン事務所
企画制作:株式会社山形アドビューロ・株式会社Happy Produce Ben-ten
撮影・編集:株式会社オリーブ