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山形県 鶴岡
山形県の出羽三山(羽黒山、月山、湯殿山)はそれぞれ現在、過去、未来になぞらえられ、
三山を巡ることは死と再生を辿る「生まれかわりの旅」として、江戸時代から多くの人々が旅してきました。
現在も山伏修行(修験道)が行われ、白装束で三山参りをする姿や、秋には市中で寄進を募り勧進する姿が見られます。
この「松の勧進」は、9月24日から100日間にわたって行う冬の峰修行の一つです。
最終日12月31日に羽黒山山頂で行われる松例祭は、疫病の流行を鎮めるために行ったのが起源ともいわれ、多様な神事が繰り広げられます。
山伏は、修行によって大自然の霊力を吸収し、その力を祈祷や芸能に込めて、人々に授ける存在です。
修行によって自然と共生する術を得る山伏と、日々鍛錬を積み、超自然の世界を体現する能楽師。
なぜ彼らは自然の力を体現するのでしょうか?今を生きる求道者たちによるクロストークを現地からオンラインにて配信いたします。
出羽三山神社 祭儀部部長、企画広報室室長。羽黒派古修験道を今に伝える。羽黒山麓修験明光院当主。
「能楽は世界最高の芸術である」との信念の下、能楽普及と「日本の心」の啓蒙に奔走している。 初心者のための能のワークショップ、学校公演などを多数開催。重要無形文化財(総合指定)保持者。 公益社団法人能楽協会理事、2014年度文化庁文化交流使、NHK文化センター青山校講師、JR東日本「大人の休日倶楽部」講師、 海外公演や他ジャンル芸術家との共演・創作作品多数。能楽の新たな可能性にも挑む。
1975年千葉県生まれ。東北を拠点に活動する山伏。美術作家として「山形ビエンナーレ」「瀬戸内国際芸術祭2016」 「リボーンアート・フェスティバル2019」などに参加。現在は東北を拠点に自然と人との関わりをテーマに執筆活動も行う。 主な著作に『山伏と僕』(リトルモア)、『山伏ノート』(技術評論社)、『山の神々』(エイアンドエフ)など。
1990年宮城県出身、慶應義塾大学卒業。14歳で津軽三味線全国大会で最年少優勝、その後3連覇(殿堂入り)。 民謡や古典の伝承を目指すとともに、国内外で様々なアーティストとのコラボも。巧みな技術と持ち前の愛嬌で、三味線音楽の魅力を伝える力量は群を抜いている。 東日本大震災後には、瓦礫から楽器を創る「ゼロ・ワン・プロジェクト」を推進。
NOBODY KNOWS[令和2年度 日本博主催・共催型プロジェクト]
主催:文化庁・独立行政法人日本芸術文化振興会・公益社団法人日本芸能実演家団体協議会[芸団協]
共催:出羽三山「生まれかわりの旅」推進協議会・鶴岡市・鶴岡市教育委員会・出羽三山神社
後援:環境省
協力:公益社団法人能楽協会
事業企画協力・コンセプト映像制作:縦糸横糸合同会社
企画協力:出羽三山門前町プロジェクト・西の伊勢参り 東の出羽三山参りプロジェクト
事業広報協力:伊藤総研株式会社
コミュニケーションデザイン:株式会社Que
ウェブ制作:株式会社テオ
デザイン:株式会社新村デザイン事務所
企画制作:株式会社山形アドビューロ・株式会社Happy Produce Ben-ten
撮影・編集:株式会社オリーブ
スチール撮影:志鎌康平