世界遺産もありますが、日本遺産という言葉でひろがる美しさ、そこに選ばれた場所の素晴らしさ、四季の色彩、情緒、多くを語らずとも、その地に残る伝説がイマジネーションを広げ、妄想・創造していくおもしろさがありますね。あと、日本遺産といわれるところは、ご飯もおいしいと思います。
私たちは忘れがちですけど、寿命は有限なんですよね。日本に住んでいるからこそ気づかないこと、ありがたみを感じつつも実際に行けていないところって結構あると思いますが、自分の寿命のなかでたくさんの日本の素敵に出会えるといいなぁと。 (中川翔子)
今回東京オリンピックに携わりながら貴重な体験をさせていただき、日本文化や津和野の魅力とその伝え方も見直すことができました。本当に嬉しかったです。(渋谷圭香)
大変貴重な経験となりました。栗本はどんな心境で絵を描いていたのかや、伝統芸能についてあれこれ考えていると、とても楽しかったです。ぜひ皆さんも!(大浴礼華)
私は、今回このイベントに参加して、普段見たり聞いたりすることの出来ない日本舞踊や津和野について沢山知れたので本当に良かったです。(波田歩)
津和野公演
山陰の深い山あいの中に突如現れる、小京都・津和野。藩主亀井家は、この地の美しい自然風景や町並み、風習を誇りに思い、大切に守り育ててきました。
明治に入り時代が大きく変化する中で、藩主の思いを引き継いだ絵師・栗本里治が、幕末当時の様子を百枚の絵図に残したのです。その「津和野百景図」を手本として、平成の今に至るまで大切に守られてきた津和野の文化。今も題材の半分以上を見たり体験したりできます。
永明寺は藩主亀井家の菩提寺であったところ。百景図を手掛かりに、イラストレーターとしても活躍する中川翔子と一緒に、津和野の歴史と文化を旅してみましょう。
今回の旅人 / 中川翔子
PROGRAMプログラム
トーク その1 「永明寺」
米本 潔
琵琶(薩摩琵琶)「 永明寺ゆかりの和歌」「祇園精舎」
榎本 百香
トーク その2 「津和野百景図と津和野踊り」
清水 徳秀 米本 潔
地域芸能 「津和野踊り」
津和野踊り保存会
県無形民俗文化財および日本遺産構成文化財。1617 年亀井政矩が津和野藩主になった時からこの地で踊られ、今年でちょうど400 年。町民と藩主との絆を今に伝える、お盆の風物詩です。
トーク その3 「私が選ぶ1 枚」
清水 徳秀
日本舞踊・箏曲 「秋一景」
日本舞踊 泉秀樹 箏曲(山田流)箏本手 田中奈央一 箏替手 長岡園美咲 三絃 山下紗綾
秋の津和野を情景に、今回特別に創作。絵描きである旅人が津和野の様々な景色に出あい、想いを巡らせる様を、箏曲に乗せて踊ります。箏曲は西日本では演奏機会の少ない江戸由来の山田流。前半は山田流らしく歌入りで、後半は複数の古典曲の合の手(楽器だけの演奏部分)をコラージュした現代曲で、日本舞踊を盛り上げます。
「行く秋」歌詞
行く秋の 雨ともならぬ薄曇り 風は吹かねど散るや木の葉の散るなかに
彷徨う蝶の影ひとつ 今見し夢の名残かと 肘つく机つくづくと 恋しきは帰らぬ昔ぞや
寂しきは宵闇の窓に 聞いて驚く鐘の声 過ぎ行く月日変わりなきこそつれなけれ
PERFORMERS出演者
旅人(進行)
中川翔子
歌手・タレント・声優・女優・イラストレーター。今年4月にはドラマ出演で話題となった。12月には初のディナーショーツアーや、2018年1月にはミュージカル出演を予定しており活動を広げている。2020東京大会マスコット審査会メンバー。
トーク
清水徳秀
津和野町日本遺産センターのコンシェルジュ。永年小学校で教鞭をとり、退職後観光ガイドクラブとして活躍する。日本遺産センターの設立準備段階から関わり、知識も豊富でガイドも大変好評である。
トーク
米本潔
津和野町役場商工観光課企画員。邦楽グループ「韻(ひびき)」代表。日本遺産認定第1号となった「津和野今昔~百景図を歩く~」のストーリーの作成に携わる。津和野の日本遺産の取り組みを広く各地に紹介している。
日本舞踊
泉秀樹
日本舞踊泉流家元。2013年各流派合同新春舞踊大会最優秀賞受賞。同年NHK Eテレ「にっぽんの芸能“今かがやく若手たち”」出演。細身ながら芯のある美しい舞姿に定評。
箏曲
田中奈央一
山田流箏曲演奏家。NHK邦楽技能者育成会第50期首席卒業。演奏会、歌舞伎公演等に出演のほか、現代作品やコラボ作品の演奏など多岐に活動。東京藝術大学非常勤講師。
琵琶
榎本百香
鶴田流琵琶演奏家。ピアノ科を専攻していた大学時代に琵琶と出会いプロを決意。2011年日本伝統文化振興財団賞、2013年文部科学大臣賞ほか受賞多数。
OVERVIEW開催概要
- 日時
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2017 年11 月5 日(日)
13:00 ~/ 15:30 ~ ※同内容で2 公演開催
- 会場
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島根県津和野町 永明寺(日本遺産構成文化財)
- 観覧料
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無料
- 座席
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120席(全席自由。客席前方は座布団席、後方は椅子席。)
- お問い合わせ
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公益社団法人 日本芸能実演家団体協議会[略称:芸団協]
TEL:03-5909-3060 FAX:03-5909-3061
Email:takaramono@geidankyo.or.jp
※公演開催に関する緊急連絡について:①ホームページで案内 ②事前申込者へはメール連絡
- 主催
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文化庁、公益社団法人日本芸能実演家団体協議会
- 共催
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津和野町日本遺産推進協議会
- 広報協力
- 協力
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特別協力=近畿日本ツーリスト株式会社
協力=一般社団法人共同通信社、津和野踊り保存会、公益社団法人日本三曲協会、日本琵琶楽協会、公益社団法人日本舞踊協会、永明寺 - 制作
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舞台・音響・照明統括=岡本義秀(関西舞台)
台本=豊永純子(劇団じゅんこちゃん)
アートディレクション=庭野広祐(新村デザイン事務所)
Web制作=カワセタケヒロ・川井田麻生(musubime)、真鍋智彦(neold)
写真・映像ディレクション=大見謝将伍
撮影・編集=山田康太、堀切功
- チラシ
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