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鹿児島県 薩摩川内
江戸時代に全人口の4分の1が武士だった薩摩藩。
一藩に一城のみ認める「一国一城令」に対し、藩主島津氏は、各地の山城の周辺に100以上の「麓」(武家屋敷群)をつくって武士を配置し、
独自の外城制度を生み出しました。その中でも入来麓は、薩摩藩士の教養として欠かせない薩摩琵琶のルーツ。
茅葺屋根の旧増田家住宅(国の重要文化財)を舞台に、鎌倉時代から継承されている入来神舞、
そして楽器や芸能が渡ってきた大陸との交流「シルクロード」をテーマに薩摩琵琶と雅楽による音楽、日本舞踊との「NOBODY KNOWS」な世界を映像でお届けします。
鎌倉時代以来、大宮神社を総社として11月23日と大晦日に奉納する神舞神事。古代入来の隼人神楽、上世雅楽、出雲神楽などが混成されて、現代の演劇的入来神舞が生まれたものと推定される。十二人剣舞の中には国歌「君が代」の歌詞があり、国歌の基となったと言われる。一時途絶えていたものが昭和30(1955)年代に復活し、2020年4月に鹿児島県指定無形民俗文化財に指定。
1981年奈良県出身。2003年東京藝術大学卒業。華やかで力強い芸風が持ち味で、観客を惹きつけて離さない、将来を嘱望される実力派。 2007年文部科学大臣奨励賞、2013年舞踊批評価協会新人賞受賞。
1965年浅草生れ。両祖父の偉業である薩摩琵琶の発展を志し、鶴田錦史に師事。祖父の名跡を世襲。 文部大臣奨励賞・NHK会長賞等受賞。国立劇場主催公演を始め国内外で活躍中。 NHK大河ドラマ『西郷どん』を始め数多くの大河ドラマやスペシャルドラマの全芸能の考証、指導等を担当。
8歳より篳篥を始め、11歳より宮内庁の東儀兼彦に師事。 1979年に日本雅楽会に所属し、80年、東京楽所に抜擢され、多忠麿の下 数多くの雅楽公演に参加。 国立劇場を中心に国内外での演奏やCD制作、数多くの現代音楽公演等に参加する。
「まち歩き」を活動の中⼼に据える。 ⿅児島県内の歴史や地理を機軸に、考現学・世間遺産・鄙びた温泉・廃線・微地形など様々なテーマで⾃ら案内⼈として地域を語る。 NPO法⼈まちづくり地域フォーラム・かごしま探検の会代表理事。大河ドラマ「西郷どん」史料取材協力。 「ブラタモリ」(#98⿅児島、#99 薩摩の奇跡)出演。
【映像撮影・編集】株式会社シイツウ (撮影協力:株式会社HEIYA、Cスタ)
【スチール撮影】南 修一郎