2021/09/13【小松】歌舞伎俳優・尾上右近による特別映像を那谷寺、安宅住吉神社、安宅海岸で撮影、11/13・14日本遺産サミットで公開予定

那谷寺金堂華王殿(左から木場大輔、尾上右近、望月左太助、藤舎推峰)
*撮影時のみ出演者のマスクを外しています。

11月13日・14日に「日本遺産サミット」で上映予定のNOBODY KNOWS特別映像を、歌舞伎俳優・尾上右近さんご出演のもと、那谷寺と安宅住吉神社、安宅海岸で撮影いたしました。

石川県小松市では、2つの日本遺産が認定されています。特異な地質から育まれた「『珠玉と歩む物語』小松~時の流れの中で磨き上げた石の文化~」、そして全国各地との交易の港として栄えた「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~」。
それぞれの構成文化財である那谷寺(なたでら)と安宅住吉神社(あたかすみよしじんじゃ)を舞台に、歌舞伎俳優の尾上右近さんが日本舞踊を披露する特別映像の撮影を行いました。音楽は、木場大輔さん(胡弓)、藤舎推峰さん(篠笛・能管)、望月左太助さん(邦楽囃子)、構成・振付は花柳源九郎さん。映像監督は、金沢を拠点に活躍している森崎和宏さんです。

小松の石の歴史は、弥生時代に遡ります。当時の人々を魅了した碧玉(へきぎょく)が多く産出され、洞窟が祭祀場となったのが那谷寺のはじまりともいわれています。今回の特別映像では、静謐な境内に響く美しい和の音色と、尾上右近さんによる優美かつ迫力ある日本舞踊を重ね合わせ、悠久の昔に想いを馳せる「うつりゆく季(とき)~花鳥風月~」を表現します。

また、小松を産地とする宝石や石材、九谷焼は、陸・海路の要所となる安宅を通して、各地に広まっていきました。北前船を海難から守り、難関突破の霊神として信仰される安宅住吉神社や安宅海岸を舞台に、右近さんが勇壮な安宅宮獅子と共演します。

安宅住吉神社(森崎監督と安宅宮獅子保存会)
安宅海岸(安宅宮獅子保存会と尾上右近)

完成映像は、11月13日・14日にサイエンスヒルズこまつで開催される「日本遺産サミット」で上映される他、YouTubeでの期間限定配信を予定しています。詳細は後日、本ウェブサイトにてご案内いたします。

NOBODY KNOWSでは、この映像製作をきっかけとして、現地の「石」の文化や貴重な遺産群を活用した観光企画の開発へと繋げていくことを目指して参ります。


【メディア掲載情報】
北國新聞 9/14 日本遺産発信へ撮影 小松・11月のサミットで上映 那谷寺で邦楽、安宅海岸で獅子舞
中日新聞 9/15 小松の魅力 映像発信へ 日本遺産と伝統芸能 融合

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